子供の体に突然広がる蕁麻疹と、ぐったりするほどの高熱。親としては、心配で居ても立ってもいられない状況でしょう。子供に蕁麻疹と発熱が同時に見られる場合、その多くは「感染性蕁麻疹」と呼ばれる状態です。その正体を知っておけば、親として冷静に対応することができます。感染性蕁麻疹とは、その名の通り、ウイルスや細菌などの病原体に感染したことが引き金となって起こる蕁麻疹のことです。子供の体はまだ免疫系が発達途上にあり、様々な病原体と戦う経験を積んでいる最中です。ウイルスや細菌が体内に侵入すると、免疫システムがこれを排除しようと活発に働きます。この免疫反応の過程で、皮膚にあるマスト細胞が刺激され、蕁麻疹の原因物質であるヒスタミンが放出されてしまうことがあるのです。つまり、蕁麻疹は、体が一生懸命に病原体と戦っている副産物のようなものと考えることができます。原因となる感染症は様々です。一般的な風邪のウイルスはもちろん、溶連菌、マイコプラズマ、アデノウイルスなど、子供がかかりやすい多くの感染症が、蕁麻疹と発熱を引き起こす可能性があります。そのため、親が注意すべきなのは、蕁麻疹の見た目だけでなく、それ以外の症状をしっかりと観察することです。例えば、「喉を痛がっていないか」「咳や鼻水は出ているか」「お腹の調子は悪くないか」といった情報を、受診の際に医師に正確に伝えることが、原因となっている感染症を突き止めるための重要な手がかりとなります。治療の基本は、原因となっている感染症の治療です。ウイルス性の風邪であれば、特別な治療はなく、安静と水分補給で自然に治るのを待ちます。溶連菌など細菌感染が原因であれば、抗生物質による治療が必要になります。蕁麻疹のかゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬などが処方されます。子供の蕁麻疹と発熱に気づいたら、慌てずに小児科を受診しましょう。そして、体がウイルスと戦えるよう、十分な休息と水分補給を心がけてあげてください。
子供の蕁麻疹と発熱!親が知っておくべき「感染性蕁麻疹」