今朝、目が覚めた瞬間に喉の奥が焼けるように痛むのを感じました。唾を飲み込むのも辛く、体全体が熱を帯びているのが分かります。枕元の体温計は三十七度五分を示していました。さて、ここで大きな問題に突き当たります。今日は大事な会議がある。果たして私は病院へ行くべきか、それとも鎮痛剤を飲んで出社するべきか。ベッドの中でスマホを手に取り、風邪で病院へ行くべきかという検索ワードを入力します。出てくる答えは様々で、結局は自分自身が決めるしかないのだと突き放されたような気分になります。一年前の私なら、迷わず鎮痛剤を飲んで出社していたでしょう。しかし、社会情勢が大きく変わり、体調不良のまま無理をして周囲に迷惑をかけることのリスクを痛感した今の私は、少し違う考えを持っています。病院へ行くことで得られるメリットは何だろうと考えを巡らせます。正確な病名の特定、適切な処方薬、そして何よりプロの医師から休みなさいと言われることで得られる免罪符のような安心感。これらは自宅で悶々と過ごしていても得られないものです。一方で、病院へ行くための身支度、移動の辛さ、そして待合室で過ごす時間を考えると、そのまま眠っていた方が回復が早いのではないかという誘惑にも駆られます。しかし、喉の痛みがこれまでになく強いという点が気にかかりました。もしこれが単なる風邪ではなく、溶連菌によるものだったらどうだろう。適切な抗生物質を飲まなければ、周囲に広めてしまうかもしれない。そう考えると、自分のためだけでなく、共に働く同僚のためにも受診することが最善の選択肢であると思えてきました。結局、私は会社に連絡を入れ、午前中のうちに近くの内科を受診することに決めました。病院へ向かう道中、少しだけ罪悪感を感じましたが、診察を受けて医師から喉の状態を詳しく説明され、薬を処方してもらったことで、心の重荷がすっと取れたような気がしました。結果として、その日は一日しっかりと休養を取ることができ、翌日には見違えるほど回復しました。あの時、自問自答を繰り返した末に病院へ行く決断をした自分を褒めてやりたい気分です。病院へ行くべきか迷うというプロセス自体が、実は自分の体をいたわるための第一歩だったのかもしれません。